平き下げデモクラシー
みんなが平等になるまで全体のレベルを下げる大衆の動き  丸山眞男

リーマンショックの原因
財務省が大規模な為替介入を行ったため 当然起きるはずの円高が起きず 円安バブルが膨らみ続けた。それがアメリカの住宅バブルに連動し 今回の世界金融危機に至ったのである。その責任は政府の政策当局者 政治家 経済界の指導者 エコノミスト そしてマスメディアである    野口悠紀雄(早大教授)

大型力士の寄り倒し 大企業の踏み倒し     山崎莞爾

文明が砂漠を作った    山崎一真

ふりつもる み雪にたへていろかへぬ 松そををしき 人もかくあれ   昭和天皇

皇室のしきたり
側近は二君にまみえず
二十世紀の王様(皇室)は 統治に必要な 衆に優れた能力を要求されなくても 君臨するに必要な 衆に優れた義務感が要求される

勝敗は兵家の常 人の成敗みな時にあり      三国志(関羽)

偉大な人は善良な人ではない       アクトン卿(歴史家)
  
人は金持ちに嫉妬するのではない 金持ちに似合わない金持ちに怒りを燃やすのだ
中野 翠(コラムニスト)

悪人であっても能力のある者に支配されるのであれば我慢するが 善人であってもアホに支配されるのは考えただけでも肌にあわ立つ    塩野七海(小説家)

地球環境は祖先から譲り受けたものでなく 我々子孫から借り受けたもの
デュポン・ジャパン

自殺者が多いことに対して
ひとつのゴールが過ぎると また次のゴールを設定してしまう ゴールのないマラソンを走っている哀れなランナー いつか心臓麻痺が起こるのは当たり前 この程度の生活ができればよいという最終ゴールを決める必要がある   倉本 聡(脚本家)  
昔話の「わらしべ長者」は主人公が家屋敷を手に入れたところで物語は終わる 二十一世紀は資産を保有したところから話は始まる 対応を間違えれば没落は免れない 日本経済新聞

花園は 蜂が飛んでいなければ 花園ではない

情報公開には 不正の殺菌作用がある    中坊公平(弁護士)

グローバル化はアングロサクソンの圧力    フランス

グローバル化は富も生むが 不公平も生む   ジョスパン(仏首相)

マスコミと大衆は 人気のあるときは持ち上げ 下がれば叩き 叩くことで快感を感じている    ビート・タケシ 

貪欲は善であり 資本主義のエンジンだ    映画「ウォール街」より

指導者の報酬は しんしゅうの四倍以内に抑えるべきだ プラトン著「国家論」より

白井裕子著 「森林の崩壊」
大工棟梁は特徴の異なる木を見て 組み合わせ 個性のある職人をまとめ ひとつの建築物を作る 木との付き合い 人との付き合いは 同じ生き物からしか学べない

白井裕子著 「森林の崩壊」 日本の行政官について
現場からの意見徴収は形ばかりで 業者に手伝ってもらいながら 数年経っては移動する日本の行政担当官と違って ヨーロッパでは行政担当官がその道のプロ過ぎて 周りが付いていけない

善行について    曽野綾子(作家) 
ボランティア活動も それが楽しくなったら自分が楽しんでいるだけなのだから やめた方がいいよ と坂谷神父に言われた 老人ホームに慰問に行ってあげましたなどと言っているが 自分たちが歌いたくて聞き手を探しに老人ホームに行くのである

製鉄技術は農機具や武器を進化させ 大国家の成立に貢献したが 同時に鉄を溶かすに必要な木炭を得るために森林を大規模に破壊した 次に起きる破局は 自然の猛威と人類の暴走の合作であろう     司馬遼太郎著 「街道を行く 7」

我々は抗菌隔離のビニール超しに 世界とつながっている
逸見 庸著 「もの食う人びと」

グループ1984年の論文「日本の自殺とは」
有史以来 多くの文明において 国民が利己的な欲求の追及に没頭し 難局を自らの力で解決することを放棄するようになり しかも 指導者たちが大衆迎合主義に走った        文芸春秋 1975年2月号 「日本の自殺」より

環境問題について進化心理学的考察
生物はたまたま適応して生き残った個体が 場当り的に次の世代を託してきたので 次の世代のために環境維持は組み込まれていない 環境運動も 具体的な短期利益に結び付けるのが得策     石川幹人著「入門 進化心理学」  

イスラエル国民には 全世界を敵に回してでも戦い生き抜くために全力を尽くすというコンセンサスがある  佐藤 優著 「古典でしか世界は読めない」

潜在能力を持ちながら中国がヨーロッパに後れを取っている理由         中国はユーラシア大陸のその他の先進社会から地理的に遠く離れていたことでユーラシア大陸内の一大孤島として存在し続けることができた それにより中国は自己都合で新しい技術を受容したり拒んだりしてきた 
ジャレ・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」より                

片手間の農業を続けながら 転用などによって濡れ手に粟の利益を狙っている農家のことを「偽装農家」という 偽装農家は営農意欲もないままに農地を資産として抱えている「土地持ち非農家」とともに 農地を錬金術の種にしている 小規模米作農家の大多数は偽装農家とみなして構わない    神門義久著「偽装農家」

国土面積の七割を占める上流の森林地帯は緑のダム 下流平原は水田のダム 日本列島とは文字通り水の列島拡大しないで持続する 持続しながら生活の質を上げる どんなにグローバル化が進んでもそれに影響されることのない生活を確立する
富山和子著「環境問題とは何か」

拡大は工業的な意思であり 持続は農業的な感覚だと私は思う
玉山豊男著「里山ビジネス」

直耕  安藤昌益                              自分が耕して 自分が食って 余った物は人に与える という農業の本質理念

リーマンショックや3.11後 利益は当事者達が独占するが 損失やリスクは社会全体で薄く広く負担する社会構造になった    坂本龍一・竹村真一著「地球に聞く」               
縄文時代はすごく永くて一万年続きました  坂本龍一・竹村真一著「地球に聞く」

そもそも生物というものは利己的なものであって 利他主義だとか平和主義だといったことは生物学的な原理としては希望しえない しかしその一方で人間は理性 理念 理想といったものを手に入れたところから平和と非戦といったことが考えられるのだ                  リチャード・ドーキン(生物学者)

社会的問題を解決するには それぞれの人がそれぞれの専門領域で感じている自己意識を社会化(社会の問題として考える)するやり方に通路を付けられれば それが一番いいことだと思います          吉本隆明(詩人)

どうも人間というものは なかなか向上しない 立派になりにくい宿命を背負った存在ではないかと思うのです 戦争のような大きな悪の中では個人個人が倫理的で善良になり 平和の中では個人個人が凶悪になっていくという矛盾があります 思想や政治システムといったものよりも 人間性や人間の本質のようなものが生み出すものや 人間性そのものが問われる時代になっているのではないでしょうか これから先のことは 良さそうで且害のなさそうなことをやる 小規模でもやっていくということ以外に この新しい時代に対処する方法はないと思います   吉本隆明(詩人)

時代の発達のスピードが速すぎて 武士道や男気で何とかするというやり方では間に合わないほど社会の崩壊状況は進んでいる       吉本隆明(詩人)

定年後の仕事に対して 暇つぶしでしょ         田中杏平先生

定年後 自分の居場所を作るために仕事を作った     牧野睦夫

僕は社会にいいことがしたい というような動機でなく 自分の居場所が欲しくて探しに行って海士に出会ったとも言える
阿部  巡りの環著「僕たちは島で未来を見ることにした」

他人事でいられない社会
阿部  巡りの環著「僕たちは島で未来を見ることにした」
自分の人生を 自分のもの あるいは自分の世代のものではないと捉えて生きていくこと 今の時代 今の日本社会には その考え方が必要
なのではないでしょうか

島が僕たちに与えてくれる恵みを できるだけその形を変えず そのまま口に運ぶ それができる環境を守っていくことが大切だし そうやって営まれる暮らしを受け継いでいくことが大切です そんな丁寧な暮らしの大切さ美しさを他の人に伝えていきたいというのが この会社をやっている理由です
阿部  巡りの環著「僕たちは島で未来を見ることにした」

島のことが好きでない人間に 本当に島のことを考えて良くしていくなんてできないし 心から好きなものでないと人に伝わらないと思ったからです
信岡  巡りの環著「僕たちは島で未来を見ることにした」

「働かないでいるのも疲れるんだよな」 失業問題をテーマに描いた映画「フルモンティー」のセリフ
英国の失業手当だから食べていくことはできる そんな生活を続けながら自分自身の存在理由を つまり自信を日一日と失いつつある 人間が本当に求めているのは「食」でもなく 「カネ」でもなく 「職」なのである
塩野七生(作家)

自由とは役割を知ることである 自己を包む共同体の力学全体への最大の想像力を働かせつつ その枠組みの中で自己の役割に徹し 自己の利害と全体の利害との調和の中に自由を見出していこうとする忍耐強い意志といえよう
西尾幹二著「ヨーロッパの個人主義」1969年初版

地域 民族 国家のそれぞれのエゴイズムは文化の健全な発展のためにはむしろ有益な要因でなければならない    西尾幹二著「ヨーロッパの個人主義」1969年初版

自己責任の前提となるのが自由な選択
ケント・グリーンフィールド著選択の神話

資源枯渇も環境破壊も ともに現在世代による未来世代の生存可能性の破壊である これは人類の歴史上 奴隷制度とか大量殺人とか さまざまな犯罪が行われた中で最も悪質な犯罪なのである          加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

経済成長が重視されればされる程 未来世代は生存の危機に近づいているのに 人々は成長に希望をかけている 我々は未来を犠牲にするデカダンス 進歩が退廃である時代に生きている 成長は希望でなく 下車することにできない自転車である
加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

地球全体で使用できるエネルギィーと資源の総量が規制されるとすれば 地球の文化は平等主義から相補主義に移っていく     加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

巨大な浄化装置が熱帯雨林であるなら 先進工業諸国は利用料金を払わねばならない
加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

各国が消費してよい化石エネルギィー消費の総量を決める必要は絶対にある
加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

森林を大量に保有する国に化石エネルギィー消費の割当を多くするのは当然であろう 化石燃料から出る炭酸ガスと森林が吸収する炭酸ガスの差引量が各国が自分で責任をとらなければいけない分量である この規制方式は各国に森林を保有させるよう仕向ける役割を果たすだろう いわば炭酸ガスの赤字国に責任を取らせるのである
加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

経済成長を犠牲にしないで環境保護を達成することができるはずがない
加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

倫理学には 個人決定を原理とする生命倫理学と全体の生存可能性を原理とする環境倫理学がる           加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

1965年頃の生活水準と人口にすれば 世界のエネルギィー消費量は2000年頃の半分になる              加藤尚武著「環境倫理学のすすめ」

B層(大衆)が我が国最大の権力者になった B層とは自らに義務を課す高貴さを欠いた人 小泉郵政改革に熱狂し 民主党マニフェスト詐欺に騙され 流行のラーメン屋に行列する人 安定しているものが壊れることに価値があると思っている人
木村政雄(元吉本興業大阪本社代表)

献酬(さかずきのやりとり)や喫煙が起源的に共同体立ち上げの儀式であったことの名残りをとどめている遺習ではないかと私は考えている 私たちの社会からすでに献酬の習慣は消えた 今また喫煙の習慣も消えようとしている おそらく遠からず応接室でお茶を供する習慣も宴席で隣人のグラスに酒を注ぐ習慣も 煩琑(はんさ)だから 無意味だから あるいは健康に悪いからという理由で消えていくだろう けれども共同体の存続よりも個人の健康を優先する人々が支配する社会において 人が今より幸福になるようには思えない  内田 樹著態度が悪くてすみません

いまや労働組合の課題は 職場のほか市民社会を応援する以外にほとんどやるべき何もない 災害などに対して各地の労働者を動員して困っている人達のためにボランテイア活動をやれという指針を出すべきです また政治政党から独立することが肝要です 労働組合が一般市民の利益を擁護するという形でボランテイア的な活動をするよう転換すれば 15~20年後にどういう事態になっても存在意義はあるでしょう
吉本隆明著 遺書

ペットボトルに天然水を詰めて売る段階で マルクス経済学は通じなくなった 空気と水は有用なものだがタダではマルクスの価値論が基本的な所で成立しない
吉本隆明著 遺書

明治時代の二十代にも及ばないほど 今の老齢化社会は全般に年齢の割には幼稚な人間が増えている  吉本隆明著 幸福論

西欧では 年を取ったらだれも相手にしてくれない 妻も夫も子供も だから壮年の内から死を考えている 日本は牧歌的なところがあって まだ救われる
吉本隆明著 幸福論

利益は公益の基礎である     北 康利著福沢諭吉 国を支えて国に頼らず

脱亜論 怒りを込めて時事新報に社説として発表
我が国は中国や朝鮮が西欧化していくのを待つ余裕はない 帝国主義勃興期に生きる諭吉は「食われる位なら食う側に回るべきだ」と考えた
北 康利著福沢諭吉 国を支えて国に頼らず

天の上に人を造らず 人の下に人を造らず 身分社会 門閥制度の否定
賢人と愚人との別は 学ぶと学ばざるとによりて出来上がるものなり
このじんみんありてこの政府あり
一身独立して 一国独立す  儒教思想の否定
福沢諭吉著学問のすすめ 

トリージャ(triage=識別救急)
怪我や病気の人に生きられそうな可能性に順位を付け 選別していくこと 非常時は置いた人間から使い捨てる 当然の不公平