最終処分は 技術的には絶対できるし それに向けた地質環境もある 実はその場所も 何か所か見当がついている
山名 元(国際廃炉研究開発機構理事長)

核分裂をする時に石油の7万倍 石炭の10万倍という膨大なエネルギィーを出し 化石燃料が海外流失型エネルギィーに対し コストの9割が建設費や維持費であるので 国内資金還流型エネルギィーともいえる
山名 元(国際廃炉研究開発機構理事長)

千年に一度 四百年に一度 百年に一度と言われる自然災害が毎年起きている今の日本では いくら経済性が高かく便利な装置であっても 原発と共存できない
山崎莞爾

原発が100%安全と確信している科学者は少ないと思う 化石燃料の寿命や自然エネルギィーの不安定を考えた場合 いずれ人類は原発に頼らざるを得なくなるかもしれない しかし再稼働を急ぐ前に 安全に使うための技術を研究し続け 技術を確立することが福島の教訓と考える
物理学者 益川敏英

冷温停止して完全に臨界を脱した使用済み核燃料は100万kw/hの燃料棒であればスチール製のキャスクで貯蔵すると8畳ほどの広さで済む 爆発も放射能も出ないので地上で貯蔵できる
細田博之(自民党幹事長代行)

大飯原発再稼動差し止め判決文
原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても 豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ

水俣病の原因に有機水銀中毒の可能性が大との調査報告に対し 池田勇人通産大臣は怒りをあらわにし 水俣病の原因は諸説あり特定するのは時期尚早だ 排出源に疑われているチッソの操業を止めたら日本経済にブレーキがかかるとして 原因をうやむやにしてしまった
柳田邦男(ノンフィクション作家)

原発をやめるという選択を考えられない 原子力の問題は 原理的には人間の皮膚や硬い物質を透過する放射能を産業利用するまでに科学が発展を遂げてしまった という点にある 燃料としてはけた違いにコストが安いが 使い方を間違えると大変な危険を伴う しかし発達しまった科学を 後戻りさせるという選択はありえない それは人類をやめろというのと同じである 危険な場所まで科学を発達させたことを人類の知恵が生み出した原罪と考えて 科学者と現場のスタッフの知恵を集め お金をかけて完璧な防護装置を作る以外に方法がない  吉本隆明著反原発異論

最先端技術への挑戦をやめることは 人類が動物から独立した歴史を否定することになる        吉本隆明著反原発異論

原発の推進派も反対派も 一番強力な武器である脅迫を使っている 原発がなければ経済がダメになり生活が成り立たない そんな永く放射能に当たっていると死ぬぞ これでは合意は得られない            吉本隆明著反原発異論

環境問題 エコロジーつまり「緑を大切にしろ」のような運動でも「緑が無くなるとこういうふうになるんだぞ」という恐怖の想像力を組織するやり方はダメだと僕は思います  反文明や恐怖を組織しちゃいけないいです  吉本隆明著反原発異論

核廃棄物の最終処分方法は 人工衛星を打ち上げるように宇宙代謝する 科学的には宇宙空間で処理できない物質はない    吉本隆明著反原発異論

原発の放射能を浴びて亡くなった日本人はいない  吉本隆明著反原発異論

東北の大地震と大津波と原発事故の後 人類は危ない橋をとぼとぼと渡って行くことになって 大変だよという印象です     吉本隆明著反原発異論

戦争末期は 全部が敵対国という状況の中 単独でアジアの解放に専念してやったんだ やれるだけのことは全部やったんだという自負心を敗戦後に補ってくれるものは戦後の発展しかなかった その象徴の一つが ようやく実用化にこぎつけた最先端技術の結晶である原子力発電であったということは理解できますし 実感として私の中に残っています
敗戦時も東日本大震災直後も 苦しくても今の苦境の原因を総括して 次につなげて生きていくことが人間の姿であり 科学進歩について考えていくのが問題を乗り越える方法ではないかと思います       吉本隆明著反原発異論

原発から出る猛毒の放射性破棄物を安全に処理する方法はない 原発社会は「トイレなきマンション」なのだ     小泉純一郎元首相 文芸春秋2014年12月号

原子力発電所でなく 核発電所と呼ぼう
nuclear plantは原子力発電所でなく 核発電所です 原子力はatomic powerだからnuclearは核です     村上春樹(作家)

戦争はいやだ 勝敗はどちらでもいい 早く済みさえすればいい いわゆる正義の戦争よりも 不正義の平和のほうがいい   重松日記(井伏鱒二の黒い雨の原資料)

爆心地の碑に 白菊を供えたり 忘れざめや 往にし彼の日を    平成天皇

原爆投下はやもうえなかった                   昭和天皇   
放射能物質を無害化することも その寿命を短縮することも 事実上不可能
無害化不可能な有毒物質を稼働に伴って生み出し続ける原子力発電は 未熟な技術と言わざるを得ない
自然界にはほとんど存在しなかったプルトニウムのような猛毒物質を人間の手で作り出すようなことは 本来人間のキャパシティーを超えることで許されるべきでない
核エネルギィーはかつてジュール・ヴェルヌが言ったように 人間の許された限界を超えている    山本義隆著 「福島の原発事故をめぐって」より

高レベル放射性廃棄物の地層処分は 地点選定に数十年 処分場の建設から閉鎖までに数十年 処分場閉鎖後数万年以上という超長期的な安全確保が求められる
東電副社長 榎本聡明

原発問題こそ政治家が体を張れ 中央公論3月号 澤 昭裕(国際環境経済研究所)
利益と公益が交差する地点では 誰か(職業政治家)が最終決定せざるを得ない その決定内容は 定義上私益追求者がハッピーになることはありえない